「自分のいいところ」は自分では見つけにくい
こんにちは。
代表の三吉です。
長らく放置してしまいました。久しぶりの更新となります。
さて、先日、息子の授業参観に行ってきました。
今回参観したのは、「自分のいいところ」をテーマにした道徳の授業でした。
授業では、まず自分自身の「いいところ」を考えるところから始まりました。
ところが、いざ「自分のいいところを書いてみましょう」と言われると、なかなか思いつかない子もいます。
自分のことなのだから、自分が一番よく分かっているようにも思いますが、自分のいいところを自分で見つけるというのは、意外と難しいことなのかもしれません。
そこで、その授業では友達同士で、お互いの「いいところ」を伝え合うという活動をしていました。
「優しいところ」
「工作が得意なところ」
「困っているときに助けてくれるところ」
自分では当たり前だと思っていたことや、本人が気にも留めていなかったことが、誰かから見ると「いいところ」になっている。
そんなことに気づける授業でした。

この授業を聞きながら、学習塾かたばみで関わっている子どもたちのことを考えていました。
学校に行けない時期にある子どもたちは、どうしても「できていないこと」に目が向きやすくなります。
・学校に行けていない。
・勉強ができていない。
・生活リズムが整っていない。
・友達と会えていない。
周りの同年代の子どもたちと比べてしまえば、「できていないこと」はいくらでも見つかります。
そして、そうしたことを本人自身が気にしている場合もあります。
「自分は何もできていない」「みんなはできているのに、自分はできていない」そんなふうに感じてしまうこともあるかもしれません。
でも、できていること、いいところは実はたくさんあるのではないでしょうか。

子どもたちと関わっていると、本人が気づいていない「いいところ」に出会うことがあります。
・相手の話をよく聞いている。
・分からないことをそのままにせず、質問できる。
・好きなことについて話すと、とても楽しそうに話してくれる。
・一度できなかったことにも、もう一度挑戦してみる。
・こちらが話していることを、しっかり覚えている。
こうしたことは、テストの点数や学校に行けた日数のように、数字で表すことはできませんが、その子の大切な一面です。
そして、自分ではそれを「いいところ」だと思っていないこともあります。
だからこそ、私たち大人が見つけて、言葉にして伝えることには意味があるのだと思います。
「こういうところ、いいなと思ったよ」
「前よりこんなことができるようになったね」
「そういう考え方ができるの、すごいと思うよ」
そんな何気ない一言が、自分では気づかなかった自分の良さを知るきっかけになるかもしれません。
もちろん、無理に褒めればいいということではありません。
その子をよく見て、本当に感じたことを伝えることが大切なのだと思います。

学校に行けていない子どもたちにも、いいところはたくさんあります。
ただ、学校に行けていないという事実が大きく見えてしまうと、それ以外の部分が見えにくくなることがあります。
「学校に行けていない」という一つの側面だけで、その子を見るのではなく、
その子が何を考えているのか。
・何が好きなのか。
・どんなことを大切にしているのか。
・どんな小さな変化があったのか。
・どんなところに、その子らしさが表れているのか。
そうしたところにも目を向けていきたいと思っています。
今回、息子の授業参観を通して、改めてそんなことを考えました。
自分のいいところは、自分ではなかなか見つけられないからこそ、そばにいる人が見つけて、伝えてあげる。
学習塾かたばみでも、勉強を教えるだけではなく、子どもたちの中にある「その子らしい良さ」を見つけていける存在でありたいと思います。
そして、それを少しずつ言葉にして伝えていきたいと思います。
学校に行けていない時期にも、その子の時間は続いています。
その時間の中にある小さな変化や、その子自身の良さを、一緒に見つけていければと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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